「ひとかじりのりんご」

へっぽこエンジニアの備忘録。こちらは旧ブログ。新しい方はこちら→「http://sbkro.github.io」

iOSフラットデザインの作法

iOSフラットデザインの作法

iOSフラットデザインの作法

最初は違和感のあったiOS7もそろそろ慣れてきたので読んでみた。

iOS7からデザインコンセプトが「スキューモーフィズム」から「フラットデザイン」へ変わり、どのような観点でUI設計をすべきかがまとめられている本。

フラットデザインの起源である「スイスデザイン」の説明から始まり、他のプラットフォーム(以下、PF)での設計思想、iOS7での実装で気をつけるべきこと(タイポグラフィ、色彩、インフォメーションアーキテクチャ)、そして、実際の実装方法(UIデザインの設計フロー、Xcodeのプログラミング)と様々な角度で、これからのiOSアプリのデザイン手法について記載されています。

特に良かった点

  • Android, WindowsといったフラットUIを採用したPFとiOSを比較しながら、iOSではどのようなことを期待しているかが書かれている点。他のPFとの共通点と異なる点が書かれている点が参考になった。
    • 単純にシンプルにすれば良いというわけではない。
  • シンプルでいながら手抜きと思われないようにするためには、どのような観点を考えるべきかが書かれている点。
  • UIデザインの設計フローについて説明されている点。ITの専門書で、これについて書かれている本は珍しい。

この本がオススメな人

  • iOSプログラマ(特にiOS6で止まっている人)
  • UI設計のフローについて勉強したい人

1年ぐらいXcode触っていないけど、久しぶりにObjective-C書いてみようかな...