「ひとかじりのりんご」

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MacBook Pro/AirのiOS開発者が必ず買うべきUSBディスプレイをレビューしてみる。[ON-LAP 1302 for Mac]

13.3インチ 液晶モバイルモニター ON-LAP1302 for Mac

13.3インチ 液晶モバイルモニター ON-LAP1302 for Mac

これはいい買い物をしたかもしれない。

iOSアプリ開発時に、ちょっとした調べ物する時に、XcodeSafariの仮想デスクトップを切り替えるのが煩わしいと思い、サブディスプレイを買ってみました。2週間ほど使ってみたのですが使いやすく、意外な使い道も発見しましたのでレビュー記事を書いてみます。

まずは開梱


まずは、箱から出したところ。本体、マニュアル、スタンドと接続ケーブル(USB/Apple Mini DisplayPort、USB/HDMI、USB/D-Sub)が入っています。

セットアップは、本体にケーブルを挿すだけ。ドライバ等は必要ありません。

Goodなところ

いつでも手軽にデュアルディスプレイ

広い画面が必要になったら、さっと起動し、終わったら、さっと片付ける。普通のディスプレイでは決して出来ない手軽さが非常に良いと思いました。これは、USB給電であることと、軽量スペックなのが大きいと思います。

特にスペックに関しては、MBAに近い解像度(1366 x 768 px)を持ちながら、重さ654g薄さ8mmというディスプレイとは思えないスペックを持っています。ディスプレイではなく「大きいiPadのような感覚で使うことができます。本当に持ち運びがしやすいディスプレイなので、カバンの中に入れて、外出先でデュアルディスプレイ環境...なんてこともできますよ。


左側が「ON-LAP 1303」、右側が「iPad mini」。ディスプレイとは思えない薄さです。

iPhone5 / iPadのアプリ開発が楽になる

これは意外な使い道ですが、ディスプレイを90°回転させて、iOSシミュレータ(「iPhone (Retina 4inch)」「iPad」)を起動すると、フルスクリーンで表示されます。もう、シミュレータをスクロールしながら、デバッグする必要なんてありません。


左からiPhone (Retina 4inch)、iPadiPad (Retina)。流石に、Retina iPadは表示しきれませんが、他は全部表示されます。

Badなところ

スタンドが使い辛い

ディスプレイの付属品としてスタンドというか凹型のプラスチックが入っているのですが、これがあまりいけてない。本体に引っ掛け、上下に動かして角度を付けるのですが、位置を決めるのに時間がかかります。

僕はamazonからタブレット用のスタンドを別途購入しました。このスタンドは、折りたたんでコンパクトにすることができるのでオススメです。

性能はイマイチ

低価格な商品なので文句は言えないのですが、発色は良くなく視野角も狭いです。MBPのディスプレイの性能が良すぎるので、さらに目立ちます。まるでポリカーボネート製だった昔のMacBookを見ているようです。ディスプレイを調整することである程度良くはなります。調整に関して、下記サイトが非常に参考になりました。

まとめ

良い点と悪い点を2点ほど挙げてみました。OSXでは仮想デスクトップがサポートされているとは言え、やはり画面は大きいほど良いことを改めて実感しました。また、ディスプレイの性能は低く用途が限定されますが、低コストでデュアルディスプレイ環境を作れることはとても魅力的です。是非画面が小さいと嘆いているMBP/MBA使いの人は購入を考えてはいかがでしょうか?

  • おすすめ出来る人
    • ブラウザやコーディング等画質に拘らない作業をする人
    • パソコン机ではなく、ちゃぶ台でコーディングしている人
    • iPhone5やiPadアプリの開発で嘆いている人
  • おすすめ出来ない人
    • 解像度の大きいディスプレイを探している人
    • 写真加工等画質に拘る必要がある人