「ひとかじりのりんご」

へっぽこエンジニアの備忘録。こちらは旧ブログ。新しい方はこちら→「http://sbkro.github.io」

JavaScript 本格入門

JavaScript本格入門 ?モダンスタイルによる基礎からAjax・jQueryまで

JavaScript本格入門 ?モダンスタイルによる基礎からAjax・jQueryまで

「ようやくJavaScriptと仲直りできました。」

今までJavaScriptという言語がとても嫌いだったんです。本当に嫌いだったんです。だって、エラーになっても通知してくれないんだもん...でも、これから訪れるであろうHTML5の時代ではJavaScriptは必須だし、サーバサイドJavaScriptが流行りということで、もう一度JavaScriptについて真剣に考え、この本を手に取りました。

で、その読んだ結果なんだけど大正解。非常に良い良書でした。

本の構成

大体な本の構成は以下の通りで、JavaScriptの基本から応用まで幅広く取り入れられ、かつ深く記述されている点がGoodでした。

  • JavaScriptの基本
    • 歴史、基本文法(変数、データ型、演算子、制御、関数、プロトタイプ)
  • JavaScriptの応用
    • 基本的な組み込みオブジェクト、ブラウザオブジェクト、DOM
  • JavaScriptを利用した技術、JavaScript開発に便利なツール

感想

今まで、JavaJavaScriptは別物だとして見ていたんだけど、基本的な記述方法がJava(他のLLと比べて)と近いことに驚きました。実は、Javaエンジニアにとって、JavaScriptが一番とっつきやすいLLなのでは?

  • 意外と構文はJavaと近い。(for, if, try/catch, new)
  • プロトタイプオブジェクト指向ってとってもユニーク。特に関数を変数として代入出来る点が他の言語にない。でもまだまだ使いこなしていない。
  • DOMのAPIが使いやすい。Javaで同じ事をしようとしたら結構手間がかかる。

アドバイス

この本のサンプルコードは、全てHTMLで提供されています。ブラウザオブジェクトやAjaxのコードはともかく、基本文法(Chapter2〜Chapter5)のサンプルコードをそのままコーディングし、動作確認するのは、はっきり言って面倒です。サーバサイドJavaScriptの動作環境である「node.js」をインストールすることをオススメします。HTMLの部分を書かなくて済むし、エラーが合った場合は、スタックトレースを出力してくれるので、非常に便利です★

まとめ

  • 僕はJavaScriptのことを好きになってしまったのかもしれない。そのきっかけを与えてくれた一冊。
  • でも、基本的には「広く浅く」な本なので、二冊目としてオライリー本を読んだほうがいいかもしれない。僕は読みます。