Mac OS X Cocoa プログラミング 第三版
久々に良い本に会えた。
本の内容は、Snow Leopard & Xcode 3.2のもので若干古いけれども、著者が元NeXTで教育担当されていた人ということもあり、丁寧かつ深くCocoaのことが書かれていました。
この本を読んだ成果が、ようやくIBOutletとIBActionのことが理解できて、InterfaceBuilderが使えるようになったこと。いままで、Viewの配置を手書きで書いていたのが馬鹿らしいと感じましたよ。(あれはあれですごい勉強になったけど^^;)効率的に開発を進めようと思ったら、フレームワークの思想を理解し、そのルールに従うことが大切だと改めて感じました。
Xcode3.2と4.3のUIは大きく変わっているけれど、同じ機能はどこかに必ずあるので、特に困らないと思います。また、ここで学んだことはiOSアプリの開発にも流用できるので、Macアプリの開発者だけでなくiOSアプリの開発者にも是非読んでいただきたい一冊だと僕は思う。
参考(目次)
第1章 Cocoaとは? 第2章 さぁ、始めましょう 第3章 Objective-C 第4章 メモリ管理 第5章 ターゲットとアクション 第6章 ヘルパオブジェクト 第7章 キーバリューコーディング、そしてキーバリューの監視 第8章 NSArrayController 第9章 NSUndoManager 第10章 アーカイブ 第11章 Core Data入門 第12章 xibファイルとNSWindowController 第13章 ユーザデフォルト 第14章 通知の使用 第15章 アラートパネル 第16章 ローカライズ 第17章 カスタムビュー 第18章 イメージとマウスイベント 第19章 キーボードイベント 第20章 属性付きテキストの描画 第21章 ペーストボードについて、そしてnilをターゲットとしたアクション 第22章 カテゴリ 第23章 ドラッグ&ドロップ 第24章 NSTimer 第25章 シート 第26章 NSFormatterの作成 第27章 印刷 第28章 Webサービス 第29章 ビューの交換 第30章 Core Dataにおける関連 第31章 ガベージコレクション 第32章 Core Animation 第33章 簡単なCocoa/OpenGLアプリケーション 第34章 NSTask 第35章 終わりに