「ひとかじりのりんご」

へっぽこエンジニアの備忘録。こちらは旧ブログ。新しい方はこちら→「http://sbkro.github.io」

Lionで、Cocoa Emacsをビルドしてみた。

MacをLionにアップデートして、もうそろそろ64bit環境なEmacsがほしいと思い、色々調べてみました。

環境

  • OSX Lion 10.7.1
  • Homebrew

手順

1. 通常は以下のコマンドを実行すればよいのですが、Lion環境だと失敗するらしいです。

> brew install emacs

2. なので、今回は以下のコマンドを実行してビルドを行いました。

> brew install https://raw.github.com/ColinHebert/homebrew/a68ad4e09b881e002b3b25d9951477ce4b14da84/Library/Formula/emacs.rb --cocoa --srgb

3. あとは、Homebrewが自動でビルドしてくれるので、しばらく待ちます。
4. ビルド完了後、以下のパスにEmacs.appが出来上がるので、任意の場所(「/Applications」など)にコピーします。

/usr/local/Cellar/emacs/23.3a/Emacs.app

5. 後は、FinderからEmacs.appアイコンをダブルクリックするなり、openコマンドで実行するなりで、Cocoa Emacsを実行することができます。アクティビティモニタから、Emacsプロセスを確認すると64bit★ビルドが成功し嬉しいです。
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感想

Carbon版と比べて、一つ一つの動作がキビキビしていると感じました。特に起動時間は一瞬で、今までよりも気軽にEmacsが使えそうな気がしました。Webで調べてみると日本語入力に難有りという情報がありましたが、特に設定をする必要なくIMEの切り替えが行えました。

注意点

Cocoa Emacsは、Emacs23をベースにして作られていることもあり、".emacs.el"の書き方も若干変わっているみたいです。僕の環境では、フォント設定がおかしくなってしまいました。

結論

Carbon Emacsから、Cocoa Emacsへアップデート変更し、キビキビと動作するEmacs環境を手に入れました。少しづつですが、設定を見なおしていきたいです。